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田中智康税理士事務所

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コラム

会社設立までの道 第1編 知識編 第2回 「会社と個人」

「会社と個人」

 

個人事業と会社とではズバリどっちが良いのでしょうか。個人事業でご商売を続けている方も沢山いらっしゃいますので、会社でなければならない商売ができないということではもちろんないわけです。ここでは、個人事業と会社の違いについて考えてみたいと思います。

 

【個人事業と会社の根本的な違い】

個人事業の場合、すべての事業用の設備や借金、契約関係が個人名で行われます。会社のロッカーひとつ、パソコンひとつ全てが事業主個人のものです。それでも全然かまわないわけですが、ここでは問題が起きそうなケースを考えてみます。

ケース1 共同で事業をする場合 

 個人事業をもし二人以上で行う場合、事業用のパソコンや車は誰のもの(名義)でしょうか?許認可や取引先との契約(例えば電話やインターネット契約など)を見ても、一般的には書類が個人複数の連名で行うフォーマットになっているものは少ないはずです。個人事業の場合、権利関係の問題から共同で事業をやるには向いていないと言われる理由の一つです。

ケース2 事業主が亡くなってしまう場合

 個人事業のもう一つの問題は、自然人である人間を契約主体としているために、死亡により契約関係が白紙になってしまう恐れがあるということです。個人名で契約をしているので、当事者が亡くなれば当然に契約は終了してしまいます。後継者が引継ぐ場合は、契約をすべて最初からやらなければいけなくなります。

 この2つの問題は、事業を継続的に、かつ資本力を持って行おうとする場合にはとても障害となります。歴史的に見れば、個人事業にはこのような不都合があるので、会社という仕組み、法人という概念が作られてきたのです。もし、ご自分の商売が非常に上手くいき、お子さんに事業を引き継がせたいと思った時に、もしくは、外部の資本を入れて事業を大きくできるチャンスがある時に個人事業だと難しくなってしまうでしょう。

 

ぷらすあるふぁ【継続企業の前提】

会計の用語の中に継続企業の前提(ゴーイングコンサーン)という言葉があります。これは企業というものはずっと続いていくものであるという前提にたって物事を考えようという認識です。最近では上場企業といえども倒産リスクを意識しなければなりません。監査法人などが監査した結果、事業の継続性が疑われる場合に投資家に対してその可能性を知らせるために継続性の疑義を表明することがあります。

 

会社設立までの道 第1編 知識編 第1回「会社とは」

これから事業を始めようと思った時に最初に気になるのが、会社にした方が良いのか、それとも個人事業のままでも良いのかという事ではないでしょうか。

では、そもそも「会社」とはなんでしょうか。

 

【会社とは】

そもそも、「会社」と一口に言いますが、現在いわゆる「会社」といわれているものには

株式会社

合名会社

合資会社

合同会社

と呼ばれるものがあります。

これらは会社法という法律に規定されています。

会社法の第2条1号1項に「会社とは株式会社、合名会社、合資会社又は合同会社をいう。」(一部加筆修正)とちゃんと定義されているのですね。

ということは、これ以外の組織は会社ではないという事になります。ちまたで事業活動を行っている組織としてNPO法人や協同組合、有限責任事業組合などがありますが、ここではそれらを会社とは呼びません。あえて一括で呼ぶ場合には「法人」「組織」と呼ぶことにします。このほかに有限会社という名前の会社を良く目にすると思いますが、これは会社法が2006年5月に施行される以前の商法会社法編時代に設立された会社で、現在では作る事はできなくなっています。

 

ぷらすあるふぁ【法人とは】

ここで「法人」という言葉を少し取り上げてみましょう。法人とは、読んで字のごとく「法律によって作られた『人』」です。すなわち法人=法律によって権利義務の主体となることが認められている組織ということになります。法律用語の世界では、人と言えば人間だけではなく法人の事も含んでいう場合があります(というより含んでいます。)。法人と区別するために、普通の人間のことを自然人などと呼ぶことがあります。会社は法人の一種だけれども、会社=法人ではないという意味で言葉の使い分けができるといいかもしれません。

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